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Java APSとは?

Java プラットフォームにおけるアプリケーションサーバの総称。

アプリケーションサーバとは?

Wikipediaより引用

アプリケーションサーバ(英: Application Server)は、ビジネスロジックなどを実装したアプリケーションソフトウェアを実行することを専門とするコンピュータネットワーク上のサーバコンピュータ、もしくはそのようなコンピュータ上でのアプリケーションの実行を管理補助するミドルウェアのこと。

本資料で扱う APS は、上記説明の後半にあるミドルウェアである。

  • APS は、任意のプロトコルを通じて外部リクエストを受け付け、業務ロジックを実行する。
  • 特に、HTTPリクエストに対して業務ロジックを動作させる APS を Web APS と呼称する。

Java APS

Java プラットフォームでは、言語標準の APS 仕様として
Java EE(Java Enterprise Edition)が策定されている。

  • 言語仕様と並行して、Oracle社が主導で検討・策定している。
    • 最新の仕様は Java EE 7(2013年5月にリリース)

この Java EE に対応した APS を各種ベンダーが開発/リリースしている。

APS名 ベンダー 備考
GlassFish Oracle 参照実装, OSS
WebLogic Server Oracle 商用
WildFly RedHat OSS
JBoss AS RedHat 商用
TomEE Apache Software Foundation OSS
Resin Caucho Technology 商用
WebSphere IBM 商用
Interstage Fujitsu 商用
Cosminexus Hitachi 商用
参考:Java EE以外の Webプラットフォーム

Java EE について、ユーザから以下のような指摘がされることがある。

  • Java EEは仕様策定・機能実装の段階があるため開発が鈍重である
  • ユーザは Web アプリが動作するだけで十分なので、全体として機能過多である

これらを踏まえて、Java EE 以外の Web Application Framework(WAF) として、
以下などが利用されるケースも散見される。

WAF名
Apache Struts
Spring Framework
Seasar2
Play Framework
  • いずれもOSSであり、コミュニティベースで開発されている。